「JAZZ JERSEY(VARIOUS ARTIST)」
トラットリアレコード全制覇への道その2です。
Trattoria Records全制覇への道(レビュー記事のまとめ)
JAZZ JERSEY(VARIOUS ARTIST)-Amazon
Trattoria Records7枚目(menu.7)の作品です。
以下収録曲(帯の表記に沿ってカタカナと漢字で統一しました)
- スリル・イズ・ゴーン(沖野俊太郎)
- ソウル・キッチン(ミックタルボット+スティーヴ・ホワイト)
- アンスクェア・ダンス(サロン・ミュージック)
- スカイスクレイパース(トゥモロウ・ピープル)
- サテン・ドール(清水弘貴)
- テレフォニ(ヨシエ)
- ウォーターメロン・マン(マーデン・ヒル)
- イントゥ・サムシング〜モア・ミッション〜イントゥ・サムシング(モー・ミュージック)
8曲目のイントゥ・サムシングと言う曲は「cornelius」を名乗る前の小山田圭吾による楽曲です。資生堂・UNOのCMソングに使用されていました。
フリッパーズギター解散からcorneliusの1stアルバムにかけて、この曲がダントツでカッコいいと思うんですが、どうでしょうか。
時系列的にはこの楽曲がリリースされた後にcorneliusとしての活動を始めています。(酷評されてたフリッパーズ時代とは打って変わってライブの質がかなり上がってますねw)
この作品はジャケットの裏側がライナーノーツになっていまして、作品全体と楽曲個々に関するざっくりとした解説が書かれている親切な仕様になっているのですが、それによるとジャズのコンピレーションアルバムではあるものの、ここに収録されている楽曲はジャズ喫茶で聴くような観賞用ジャズではなく、R&Bやラテンの血が流れるダンスフロア向けのジャズ(アシッドジャズなんでしょうね)だそうです。
8曲目のイントゥ・サムシングのみオリジナルで(曲の途中でスパイ大作戦vol.2が挟み込まれていますが)他の曲は全てカバー曲だそうです。
このアルバムはイントゥサムシングを目当てに買ったので、他の曲はほとんど聴き込んでいないのですが、4曲目のスカイスクレイパースを演奏しているトゥモロウ・ピープルと言う人達以外は知ってる人達ばかりですね。(調べてみたらジェイムズ・テイラーというアシッドジャズを本職としている方のサイドプロジェクトみたいですね)2曲目のソウル・キッチンで参加しているミック・タルボットとスティーヴ・ホワイトは元スタイル・カウンシルのメンバーでスティーヴ・ホワイトの弟はオアシス(ギャラガー兄弟のバンドです)でドラムを叩いていたアラン・ホワイトのお兄さんだそうです。
やはり餅は餅屋なのか、イントゥ・サムシングを除いた中では4曲目が一番良いですね。ちなみに6曲目で参加しているヨシエさんはフリッパーズギターのライブでドラムを叩いていたYOSHIEさんです。
おすすめ指数
★★★(イントゥサムシングの為に買う価値有)
表
裏
帯
ディスク