「THE BEST OF TRATTORIA YEARS(BRIDGE)」
トラットリアレコード全制覇への道その3。
今回はmenu.63、ブリッジのベストアルバムです。
Trattoria Records全制覇への道(レビュー記事のまとめ)
BRIDGE「The best of Trattoria Years」-Amazon
ウィキペディアを見て知ったんですけどブリッジって復活ライブやってたんですね。知ってたら絶対言ってたわ・・ショック過ぎるw
bridge復活ライブ、コーネリアス出たー。(。・ˇ_ˇ・。) pic.twitter.com/o3iLMoLVlt
— アヤ コイシ (@ayacoishi) 2017年4月9日
ステージに上がる直前のブリッジメンバー。 pic.twitter.com/BK45A8Mygs
— 牧村(マキジイ)憲一 (@makiji) 2017年4月9日
カジヒデキ(加地秀基)、大橋伸行(Pate名義でソロ活動をする他corneliusのバックバンドで活動)、清水弘貴(プロデューサー、エンジニア等で活動する傍ら小泉今日子のバックバンドでも活動)などが所属していたネオアコースティック、ソフトロック、ギターポップのバンドです。
話が脱線しましたが、以下このアルバムの収録曲
- Preppy Look Cracknell/水の中のクラックネル
- Watermelon Bikini/ウォーターメロン・ビキニ
- Radio Au Go-go/ラジオ・オー・ゴー・ゴー
- Change/チェンジ
- Spoonful Of Mind/スプーンフル・オブ・マインド
- Kiss My Thought Good-by/キッス・マイ・ソート・グッドバイ
- Heavy Yawn/ヘビー・ヤーン
- Slow Strawberry Bicycle/ストロベリーの時限爆弾
- Soft Cream Whistle/女の子はみんなヴァレリに憧れる
- Room (Japanese Version)/ルーム(日本語ヴァージョン)
- In Silence/イン・サイレンス
- Windy Afternoon/ウィンディ・アフターヌーン
- Pool Side Music/プール・サイド・ミュージック
- Everyday Is Valentine’s/毎日がバレンタインだったら~エルザとエリック~
- Sweet Bells For…/スウィート・ベルズ
ベストアルバムという事もありますがトラットリアレーベル初期〜中期(大体92年から95年頃)の中では屈指の名盤だと思われます。
オリジナルアルバムは2枚しかリリースしていませんが、シングルを6枚(マキシシングル4枚、8cmシングル2枚)リリースしていた関係で収録されている楽曲のバラエティに富んでいます。ブリッジはほぼ全てのメンバーが作曲を手がけており、ベスト盤収録曲の作曲者の内訳としては、加地秀基が5曲、大橋伸行が4曲、清水弘貴が3曲、大友真美が1曲、池永真由美が1曲となっています。このアルバムに限って言えば、甘ったるいメルヘンチックな曲は加地君で、ミドルテンポ以下のセンチメンタルナンバーは大橋君って感じなんですけど(誰がどの曲を書いたか当てるのも面白いですよ)、これだけ秀逸なソングライターが揃ったバンドというのも希少だと思われます。バンド解散後も音楽業界に残っているメンバーが多い事も頷けますね。
ブリッジの楽曲を初めて聴く人であれば、1曲目から3曲目までのキャッチーなナンバーの連続にほぼ間違いなく心を奪われると思います。「At the drive in」というアメリカのバンドがブレイクした時に音楽評論家の山崎洋一郎さんが「75点とかそういう話ではなく"これなんだ"」みたいな賛辞(心の中でボンヤリと求めていたものに出会ってしまった衝撃という意味だと思います)を贈っていたのですが、僕にとってのそれはこのアルバムでしたね。10代の頃にたまたま聴けて、このアルバムと共に歳を重ねることが出来たことは、ある種の財産だったと思っています。音楽の価値ってそういうところですよね。
このバンドの後にこのバンド無し、という感じで解散後から今までの間にフォロワー的なバンドも現れていないし、楽曲個々が放つフレッシュな空気は今だに損なわれていないような気がします。
おすすめ指数
★★★★★
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